久保航太朗くん(東京都市大等々力高等学校) 河合塾マナビス宮崎台校
航太朗くんとの出会いは、私(宮﨑台校の校舎長、小俣)就任の初日でした。
礼儀が正しく、真剣に授業に取り組んでいる姿が印象的でした。5月の模試の成績も偏差値60以上をキープしていて幸先の良いスタート切っていた彼でしたがやはり大学受験というものは甘くはありませんでした。
夏の模試では60以上あった成績が10以上下がったり、それによって本来の自分を見失ってしまい学習方法が我流になっていたり、こちらのアドバイスに耳を傾けなくなってしまった時期もありました。
しかし、受験間近の秋には再度こちらのアドバイスを実行に移し、質問や相談も以前より多くなり、私自身は「調子のよい時の久保くんが戻ってきた。これならいけるかもしれない」と感じ始めていました。
時は流れ、本番の入試が始まりました。帝京大学や日本大学など、元々合格する実力があった大学は見事に合格を勝ち取っていましたがやはりGMARCHクラスはそう簡単には合格出来ません。お母さまから「本人が辛そうで・・」という相談の連絡があった日もありました。
しかし彼は追い詰められながらもしっかりと結果を出します。私はこの日を恐らく忘れる事はないと思いますが2月21日、彼の中では志望度がかなり高かった明治大学法学部の合否発表の日です。夜の20時頃だったと思いますが本人がいきなり来校し、こう言いました。「明治大学法学部合格しました・・!人生かけました。ありがとうございました。」
私は一人で大はしゃぎしてしまいました。特に「人生をかけた」というこの言葉は本当に彼の真剣さや、大学受験というものの厳しさ、辛さ、達成感、を表した本当に素晴らしい言葉だと思います。在校生にも最近はこの話をよくしています。「自分の人生をかけろ!かけた先輩は本当に行きたい大学に行けたぞ!」と。
そんな彼も卒業し、今ではこの宮﨑台校に通ってくれている生徒さん達のために、一緒に頑張るスタッフの一員になってくれました。熱意のある素晴らしいアドバイザーになってくれると心から思っています。
見事、「明治大学 法学部 法律学科」に合格された久保くん。
久保くん、合格本当におめでとうございます!
(河合塾マナビス宮﨑台校 校舎長:小俣陽一朗)